翻訳メモリ(Translation Memories: TM)は、翻訳業務に携わったことがある方なら、きっとご存じでしょう。TMを活用することで、ストレスや残業の軽減、さらには翻訳費用の削減による昇進など、さまざまな効果が期待できます。
TMを最新に保つべき理由
以前の記事でも紹介したように ブログそのため、翻訳メモリが古くなり、現在の公開文書と同期しなくなることはよくあることです。せっかく翻訳メモリを作成しても、公開文書に加えられた追加や変更などがすべて含まれているわけではありません。
時代遅れのTMがもたらすリスク
TMを最新に保つことができないと、翻訳プロセスで次のような問題が発生するリスクがあります。
- 一貫性のないリソースや用語が翻訳を遅らせ、翻訳精度を損なう文脈エラーを発生させ、混乱を引き起こす。
- 誤りを含む100%の同一テキストセグメントが再利用され、何度も出版されている。
- ジャックは常にジャックであるとは限らないし、ジャックでもない...... よくあるTMの問題として、同じソースセグメントに対して異なる翻訳が存在することがあります(特に短いテキストセグメントの場合)。このようなセグメントは残すべきですが、実際の使い方はチェックすべきです。
- 選択したセグメントをローカルプロジェクトで更新すると、既存のデータマップのセグメントと整合性が取れなくなり、いつ、どこで、何を使うべきか、さらに混乱が生じる危険性があります。
これらの問題はすべて、一貫性のない、不正確な翻訳につながる。翻訳に時間がかかり、コストも高くなる。このような余分なコストは、翻訳機の定期的な健康診断と、定期的なメンテナンスを行うことで防ぐことができます。
TMのオーバーホールはどのような内容なのでしょうか?
- プロジェクト開始- お客様からお預かりしているものと、弊社で保管しているものとで、すべてのTMリソースをプールします。例えば、コンテンツの大部分を占めるメインのTMに重点を置いたり、社内で最も注目されているコンテンツをカバーするなど、チェックすべきTMが複数ある場合は、メンテナンスの優先順位を決定します。
- TMヘルスチェック™
- TMを「クリーン」にし、すべてのソースセグメントをターゲットにマッチングさせるために、「ヘルスチェック」分析を行い、以下のようなエラーの可能性を検出します。
- 数字の間違いやタイプミス、URLの不一致、タグの順番、特殊文字やスペースの使用、言語スタイルシートに基づく書式設定
- ターゲットテキストの欠落を知らせる可能性のある未翻訳のテキスト
- 単語の整合性を含む、不一致や重複する TM エントリなどのテキストの整合性
- 用語集の使用/不使用(禁句、反対語の使用など)。
- TM MAINTENANCE- TM HEALTH CHECK™に基づき、人間のTMスペシャリストとエディターが、徹底したメンテナンスと編集プロセスを実施し、中にはITベースのツールに頼ってメモリをクリーニングし、検出された問題を修復するものもあります。そのプロセスは以下の通りです。
- 各TMのセグメントを1対1(ソースからターゲットへ)で更新(重複や禁止用語の一掃など)
- 人間レビュアーによる修正を含む用語の整合性の検証
- 既存のTMを更新された対訳テキストファイルに置き換え、古くなったセグメントや不具合のあるセグメントを置き換えます。
- tmの実施- このステップは、主にクライアント側の問題です。これで、あなたのメモリは健全な状態になりました。今後、このプロセス全体から利益を得るためには、更新されたTMが、文書フローとすべての公開コンテンツにおいて、会社のすべてのレベルで使用されていることを確認する必要があります。また、TMのメンテナンスとヘルスチェックは定期的に行う必要があるため、TMのオーバーホールにどのように関わり続けるか、会社としての方針を決める必要があります。
コンテンツと更新リソースを社内で管理し、クリーニングプロセスのみを外部の専門的なLSPに依頼する。これは大企業によく見られますが、相当な組織体制(TM更新プロセスの定義、TMリソースとその更新の責任者の任命など)が必要になります。
コアビジネスに集中し、TMのメンテナンスをLSPにアウトソーシングすることで、以下のことが可能になります。
- リソースの定期的なTMヘルスチェックの実施
- idiomaは、進行中の翻訳プロジェクトや将来の翻訳プロジェクトにおいて、一貫した翻訳品質を維持するための貴重な基盤として、包括的なレポートサービスを提供しています。
最新の翻訳メモリがもたらすメリット
まあ、メリットはストレートで明確で、オファー。
- 翻訳コストの削減
- 翻訳時間の短縮
- 国際市場におけるブランドとコンテンツの一貫性(全言語対応
- SEOとオンライン可視性の向上
- 顧客とのコミュニケーションにおいて、エラーの少ないコンテンツ(高品質のパンフレットやマニュアル、エンドユーザーが正しく使用できるような分かりやすいコンテンツ)。
企業の貴重なTM資源を維持するためには、無駄な時間はありません。
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