かつては、世界はおろかヨーロッパでさえ統一された暦を持っていなかった時代もあった。IT革命によって、日常的なことも含め、ほとんどの情報が0と1に統一されたとはいえ、カレンダーの日付がローカライズされると、本当に面倒なことになる。
カレンダーの日付フォーマット
異なる言語や文化圏では、日付の表記にさまざまな書式が用いられている。このような特定の書式が使われる理由は、歴史的、文化的なものが多いが、技術的な発展によるものもある。カレンダーの日付は以下のように様々である:
- 日付構成要素の順序 (例:日-月-年=リトルエンディアン、月-日-年=ミドルエンディアン、年-月-日=ビッグエンディアン) - 世界の大半の国で最もポピュラーなのは日-月-年のフォーマットだが、これは主に西洋の宗教的・法律的な日付の書き方の慣習によるものである(例:11月1日、Anno Domini 2016)。
- 先行ゼロの使用 例えば、ドイツ語圏やドイツ語の影響を受けた地域では、日単位や月単位(例:2016年1月1日と2016年1月1日)を使用する傾向がある。
- セパレーター ハイフンやドットなど(例:01-01-2016、01.01.2016、2016年1月1日、2016年1月1日、2016年01月01日など)
- 年 (例:2016年01月01日と16年01月01日)
- 数字タイプの使い方 - アラビア語対ローマ語(例:2016.12.1対2016.12.1)
- 月名の使用 (例:2016年1月1日と2016年1月1日)。
- その他の言語や文化的な特殊性 (例 第1回 英語で2016年1月、またはAD(Anno Domini)、CE(common era)を日付に加える)
- 曜日と月が逆 これは米国でのみ使用されている一般的なフォーマットで、多くのコンピューターでデフォルト設定になっていることが多い。
データ要素と交換フォーマットについては、YYYY-MM-DDフォーマットで動作するISO 8601規格もある。
日付のローカライズにはタイムゾーンが重要
書式だけでなく、タイムゾーンも観察者の視点に基づいて考慮する必要がある。例えば、真珠湾攻撃は一般に1941年12月7日と知られているが、実際には日本時間の12月8日に行われた。